現在小学校6年生の息子が、6歳の時に園の生活発表会でした劇は
“泣いた赤おに”
でした。
この昔話はとても感動します。
あらすじはこのような感じです。
心の優しい赤おにが、村里離れたところに住んでいました。
村の人たちと触れ合いたいと願い、
”お茶やお菓子を用意していますので、みなさん遊びに来てください”という立札を家の前に立てたのですが
おには怖いものと思っていた村人は怖がって来てくれません。
悲しくしていた赤おにのところへ、親友の青おにが訪ねてきてこう言いました。
「ぼくが村で暴れるから、きみはぼくをこらしめてくれ。
村人はきみを良い鬼だと思ってくれるだろう。
何かをするときに痛みはつきものさ。」
そんなことはできない、という赤おにをひっぱり 村へ降りて
青おにはお年寄りの家で暴れ始めました。
赤おにが止めに入り、殴る真似をします。
もっと強く、と青おにはささやきます。
青おには逃げる時に壁に角をぶつけてしまい
本当に痛くなりながら逃げていきました。
それを見ていた村人は、それなら早く赤おにの家に行けばよかった、と続々と毎日と赤おにの家へ遊びに行きます。
人間たちと仲良くなれて幸せです。
ある日、赤おには青おにのことを思い出しました。
青おにはどうしているだろうか、痛めた角は大丈夫だろうか・・・。
“早く帰ってきますので、今日はお茶とお菓子をお休みします”
と立札を家の前に立てて、
いくつもの山を越えて青おにを尋ねました。
洞窟にすんでいる青おにのドアに張り紙がありました。
“赤おにくん
きみは人間たちと仲良くやっていると思います。
そんなきみとぼくが仲良くしていては、またきみは気味悪がられるとも限らない。
だからぼくは旅に出ます。
長い長い旅です。
でもいつかまた会えるかもしれない。
きみのことは忘れないよ。
お元気で”
赤おには、この張り紙を何度も読み返し泣きました。
・・・書きながら泣けてきます~。
青おにが思いつく限りの無償の愛を、赤おにに捧げます。
我が家の男の子は、赤おに役は4人いる中、最初の赤おにの役でした。
声が大きくて通るからのようです。
園最後の発表会でみんなが上手に演じてくれました。
読み聞かせにおススメです☆
[すべての存在に感謝して]